東進こども英語塾神楽坂赤城教室の松本です。
英語学習者からよくある質問のひとつ:
「Don't be late.」の「be」って、なぜ必要なんですか?
今回はこの疑問に答えながら、命令文における形容詞の使い方をわかりやすく説明していきます。
1. 「Don't」の後には動詞の原形が来る
まず基本から確認しましょう。
命令文で「〜するな」と言いたいとき、
文の冒頭に 「Don't + 動詞の原形」 を置きます。
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Don't run!(走るな)
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Don't give up!(あきらめるな)
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Don't drink this water.(この水を飲むな)
ここでは run / give / drink など、すべて動詞の原形が使われています。
2. 「late」は動詞じゃなくて形容詞
では「Don't late.」と言えない理由は何でしょう?
それは「late」が動詞ではなく、**形容詞(状態を表す言葉)**だからです。
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small(小さい)
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tall(背が高い)
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noisy(うるさい)
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late(遅れている)
形容詞は単独で動作を表すことはできません。つまり、「Don't late.」は文法的に成立しないのです。
3. 形容詞を使うにはbe動詞が必要
英語では、形容詞を使って状態を表すとき、be動詞が必要です。
例:
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I am late.(私は遅れています)
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I am tired.(私は疲れています)
「I late.」や「I tired.」のように、be動詞が抜けてしまうと間違いになります。
4. 「Don't be late.」の正しい構造
「遅れるな」と言いたいとき、「Don't」の後ろに形容詞のlateを置くためには、動詞のbeを間に挟む必要があります。
✅ 正解:
Don't be late.
「Don't + be(動詞)+ late(形容詞)」という形で、「遅れている状態になるな」という意味になります。
5. 他の例もチェック!
同じパターンの命令文をいくつか紹介します:
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Don't be sad.(悲しまないで)
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Don't be noisy.(うるさくしないで)
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Don't be shy.(恥ずかしがらないで)
逆に、肯定の命令文では「Don't」は使わず、Be + 形容詞の形になります:
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Be quiet.(静かにして)
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Be happy.(幸せになって)
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Be careful.(気をつけて)
まとめ:命令文+形容詞には「be」が必要!
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「Don't」の後は動詞の原形
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形容詞(late, sadなど)を使いたいときはbe動詞が必須
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肯定なら「Be 形容詞」、否定なら「Don't be 形容詞」
たくさん声に出して、体で覚えていきましょう。
目指すは、「Don't be late!」が自然に出てくる状態です。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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