「Don't be late」のbeはなぜ必要?命令文とbe動詞の関係をわかりやすく解説

2024年9月27日金曜日

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東進こども英語塾神楽坂赤城教室の松本です。

英語学習者からよくある質問のひとつ:

「Don't be late.」の「be」って、なぜ必要なんですか?

今回はこの疑問に答えながら、命令文における形容詞の使い方をわかりやすく説明していきます。


1. 「Don't」の後には動詞の原形が来る

まず基本から確認しましょう。

命令文で「〜するな」と言いたいとき、
文の冒頭に 「Don't + 動詞の原形」 を置きます。

  • Don't run!(走るな)

  • Don't give up!(あきらめるな)

  • Don't drink this water.(この水を飲むな)

ここでは run / give / drink など、すべて動詞の原形が使われています。


2. 「late」は動詞じゃなくて形容詞

では「Don't late.」と言えない理由は何でしょう?

それは「late」が動詞ではなく、**形容詞(状態を表す言葉)**だからです。

  • small(小さい)

  • tall(背が高い)

  • noisy(うるさい)

  • late(遅れている)

形容詞は単独で動作を表すことはできません。つまり、「Don't late.」は文法的に成立しないのです。


3. 形容詞を使うにはbe動詞が必要

英語では、形容詞を使って状態を表すとき、be動詞が必要です。

例:

  • I am late.(私は遅れています)

  • I am tired.(私は疲れています)

「I late.」や「I tired.」のように、be動詞が抜けてしまうと間違いになります。


4. 「Don't be late.」の正しい構造

「遅れるな」と言いたいとき、「Don't」の後ろに形容詞のlateを置くためには、動詞のbeを間に挟む必要があります。

✅ 正解:
Don't be late.

「Don't + be(動詞)+ late(形容詞)」という形で、「遅れている状態になるな」という意味になります。


5. 他の例もチェック!

同じパターンの命令文をいくつか紹介します:

  • Don't be sad.(悲しまないで)

  • Don't be noisy.(うるさくしないで)

  • Don't be shy.(恥ずかしがらないで)

逆に、肯定の命令文では「Don't」は使わず、Be + 形容詞の形になります:

  • Be quiet.(静かにして)

  • Be happy.(幸せになって)

  • Be careful.(気をつけて)


まとめ:命令文+形容詞には「be」が必要!

  • 「Don't」の後は動詞の原形

  • 形容詞(late, sadなど)を使いたいときはbe動詞が必須

  • 肯定なら「Be 形容詞」、否定なら「Don't be 形容詞」


たくさん声に出して、体で覚えていきましょう。
目指すは、「Don't be late!」が自然に出てくる状態です。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

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