スーパーレビューアーNちゃんの卒業ー8年間のふりかえりー

この時期は新しい出会いもたくさんある中で、お別れする生徒さんも必ず数名はいらっしゃるのでつらい時期でもあります。

　小学1年の秋から中２の終わりまで約8年通ってくださったNちゃん。彼女も超スーパーレビューアーとしてご紹介したいひとりです。入会されたのはまだ私が教室を始めたばかりの頃でした。英語教育に熱心だったお母様が、幼稚園の頃からいろんな英語教室を転々とされてきていました。なかなかひとつの教室で継続できずにうちに来て8年。「先生だったから続けてこられた」そうおっしゃってくれるほどに教室を、そして楽しいお友達との学びを、大好きになってくれました。

　小さくてかわいかったNちゃんは、今では私の身長を追い越し体格はもう大人です。足が長くてスタイルがよく、そしてKポップダンスを踊るのが大好きな素敵な中学生になりました。こんなに長く1人の生徒さんの成長にかかわれることが貴重な経験か、週１回、たった1時間しか会わないけれど、長い年月を経てこそわかることがたくさんありました。本当にただ感謝でいっぱいです。

Nちゃんの7年前を英語塾本部で記事にしてくださっているので良ければご覧ください。そして、これまでのことを少し振り返って残しておきたいと思います。

★お母様のすごいところ「ホームレビューを毎朝目覚まし代わりに聞かせ続けたこと」

これまでの視聴時間は1050時間(2300日）→ほんの15分とか20分でも、継続するとこんなになるのですね。語学はそれが最重要です。お母様ご自身もそれが力になるとは半信半疑でしたが「結構聞き取れてるかも」と感じていたからがんばれたそうです。

★続けられるようになったきっかけ

クラスメイトのママからのアドバイスでした。入会当初は習慣づけがなかなかできずにいました。ある時クラスメイトの保護者の方から「朝見るといい」とアドバイスをもらい、やってみたら意外とできたそうです。一旦習慣化してしまえばそこからは全然大変ではなかったそうです。

★実はあまりお勉強がそれほど好きではないタイプ

P2の頃は音読もあまりやらず、1週間平気で1度も読んでこないこともあり注意していた記憶があります。P3,P4のころはワークブックはコツコツやってくれていました。音読もかなり頑張って促したおかげで、副読本の洋書の読書を少し読んでくれるようになり、このPoppletonはお気に入りでした。

何度注意しても文章を大文字で始められないとか、ピリオドがないのはあたりまえ、文章に動詞がない、過去形がちがうとか、何度も何度も同じ間違いをするのを根気よく根気よく赤ペンを入れ励まし続けてきました。結局P3を2年、P4も2年じっくり取り組み、中学生になってP5も2年学習しました。そのお子さんのペースに合わせてあせらず急がず、ゆっくり進めていくことは大事だと思いました。

★有名進学校のクラスメイトと

中学生クラス（P5）にあがると、あとから有名進学校に通う優秀な元教え子やご兄弟の生徒さんたち（英語は低学年でやっていたけれどすでに忘却の彼方なので中学で1からのスタートだった）がはいってきました。

　文法レベルでは「え？」という信じられない間違いを未だにしてしまいますが、それでもこれまで1000時間つみあげた英語貯金の効果は文法云々の次元ではなく、進学校の彼らも追い上げてきてはいますが、根本的に持ってる力の質が全然違うことを感じました。

★様々な経験

Ｎちゃんは教室の第一期生の一人。小さなころから都庁に外国人旅行者へインタビューに何度もいきました。発表会のプレゼンテーションや暗唱なども毎年参加。でも練習を全然してこないので叱咤激励をした思い出があります。年々英語の暗記が楽にできるようになってくる様子は見て取れました。発表会では表彰の制度がありましたが、受賞できずに悔しい思いをした年もあり、受賞してうれしかった年もありました。失敗と成功があり、英語教室とはいえ様々な経験ができたと思います。なによりクラスメイトと一緒に学んだ楽しい経験＝英語へのポジティブな思い出として残ることでしょう。

★英検はゆっくりと

ゆっくりでも確実に受かっていました。小６で3級に合格したときは作文も面接もありますので、合格できてびっくりされていました。その次の準2級の壁はさすがに難しいか、、、と思われましたが、つい先日、教室を卒業すると同時に合格することができました。zoomで行った最後の面接練習がＮちゃんとの最後のレッスンとなりました。

★高校受験へ

受験勉強を本格的に始めるということでいよいよ教室卒業です。準2級があれば高校受験で優遇してくれる学校がありますのでこれまで頑張ってきたことが少しでも生かせると思います。

Nちゃんは素直で謙虚でみんなに親しまれる優しい女の子です。クラスはいろいろ変わってもいつもクラスメイトと仲良くなることができました。今後どんな進路に進んでも、いつか英語を使って自分の可能性を広げてくれることを信じています。

長い間本当にありがとうございました！！