生徒さんの活舌のことで、気になったことがあります。
舌小帯という言葉しっていますか?
舌を持ち上げると裏側にたてのひだのようなものがあると思いますが、それが舌小帯です。
韓国人の友達と話していてびっくりしたのですが、韓国人は結構多くの人が舌小帯を切るそうです。割と一般でよくやるそうで、「英語の発音がよくなるから」といっていたので「え?」と思って調べてみました。
舌小帯が短すぎたりすると、やはりしゃべりにくかったり、発音しづらい音があったり、さらに赤ちゃんはおっぱいをのむのにも飲みにくくて発育が悪くなったり、弊害が発音以外にもあるそうです。小さいうちなら、舌小帯を切ってもそこまで痛くなく、何より発音がとてもしやすくなりメリットが多そうです。
韓国の人は英語発音も良くなるからみたいなことで切る人が多くいるというのも、学歴社会の韓国ではありそうだなと思いますが、やはり効果があるのでしょう。
実はうちの生徒さんにも、いわゆる舌足らずな話し方の生徒さんがいます。日本語もうまく発音できない音がありますが、英語でも同じです。成長とともに体が変わってできるようになりますよ、とお声かけしていましたが、もしかしたらそうでもないのかもしれません。
英語の発音ということではなくても、今後学校などでも人前で発表するようなことも増えてきますし、発音がはっきりできることでこそ自信をもってできるでしょうし、逆に話がしづらいとそれだけで苦手意識をもってしまったり、悪い場合はいじめなどにつながることもいわれています。それは気がかりです。
舌小帯短縮症とか、舌小帯異常とかで調べてみてください。私もこちらにいくつか挙げておきます。
Youtubeなどでもいろんな動画が投稿されています。舌小帯について助産師さんの話のせておきます。実際切った方の動画もあります。
日本ではあまりやっている病院がないみたいですが、新百合ヶ丘総合病院や昭和大学歯科病院、東京慈恵会医科大学などで積極的に行っているようです。
いまはやらないということが日本の標準になっているようです。東京医科歯科大学
日本ではそのことが私たち世代ではあまり知られてないように思うのですが
昔は日本でもやっていたようですし今も助産師さんによっては古い考えとして持ってる方もいるようです。どちらがいいのか、素人にはわからないですが、そういうこともあるということは、言語を指導する人間として知識を持っておきたいと思いました。
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